先週から2歳戦が始まりましたね。
今週からは函館開催もスタートで、レース数も多くなります。
馬柱がないことで「難しい」とも思われがちな2歳戦ですが、
開始早々の「6、7月」の2歳戦は意外に簡単な様相も・・・、必見ですよ~(笑)
まず、仮説としては「仕上り早い馬」が強そうなイメージですよね。
「仕上りが早い」っていう解釈は馬の資質もあると思いますけど、
競馬新聞の情報だけでは「資質」を客観的に判断するのは困難です。
そこで・・・。
仕上りが早い馬でなく「仕上っている馬」が強いと仮定すると、
当然「調教をしっかり積んだ馬」であることが予想されます。
となると、調教をしっかり積むためには「入厩が早い」ことが必要であり
早く入厩するためにも「早生まれ」の馬が有利なことが予想されます。
比較的2歳戦の攻略法でもこの理論は活用されているとは思いますが、
しっかりとデータで検証してみましょう。
絶対数が多い「3月4月」の1着シェア3着内シェアが高いことは当然ですが
それでも「3月よりは4月」が有利であり、2歳戦全体との比較からも、
6-7月はその傾向が顕著なのはデータが示していますね。
さらには絶対数が少ないことでシェアは低いものの、
「1、2月」生まれの馬の勝率・複勝率が高いことも見逃せませんね。
やはり「6-7月」の2歳戦は「生まれの早い馬が有利」といえそうです。
もうひとつ「優しい」を実感するデータを・・・。
このデータは「6-7月」の上位人気馬の成績です。
もともと6月を境に「人気馬が強くなる」ということは、
以前このコーナーでも紹介しましたが(3/28競馬のMIKATA「なぜ荒れる」)、
「2歳戦」となるとより顕著な傾向になりますよね。
特に1番人気は確率・シェアともに相当「強い」ことが分かります。
軸馬を選ぶなら断然ココになりますよね。
入着圏内に視野を広げても「4番人気以内」が
全体傾向よりも確率・シェアともに相対的に高い数値となっています。
「6-7月」の2歳戦では無謀な穴狙いは禁物、
しっかり資金稼ぎをするためのレースといえますよね。
良かったら是非ご利用下さい。
ちなみに・・・。
6/3、4の新馬戦の結果は
左表の通りです。
1番人気は2勝で全R入着、
3月生以内の馬は、
2勝、3着内シェア2/3。
まずまずですね。
TEXT:明希一真