今こそが降級馬と3歳で儲けるチャンス?

3歳と古馬の混合戦が開始されましたね。
となると予想的に悩ましいのが「降級馬」と「3歳馬」の取捨。
今回はココにフォーカスしてみましょう。


ネット上を調べると色んなところでデータ公開されていますので、
まずは今回調べたデータの根本的なところをまずはご紹介しておきます。

  1. 集計期間は2007年-2011年の過去5年の「6月と7月」
  2. 「3歳上」の条件戦(500万下/1000万下/1600万下)が対象
  3. 降級馬の概念は「降級初戦の馬のみ」が対象
  4. 前走出走クラスで判定するため「前走を地方で走った馬」は除外

まずは「降級馬」についてです。

そもそもの出走比率をまずは確認しておきましょう。
降級馬の出走比率は「13.9%」と極めて少ない状況です。
「初戦」に限定していることもありますけどね(汗)。

そこで勝率・入着率・勝馬シェア(比率)・入着馬シェアをみてみましょう。
降級馬

勝率・入着率で見た場合では「降級馬の確率」が高いことが分かります。
シェアで見た場合は占有率が低いですが、
出走比率との比較でみると10ポイント以上高いのに驚きです。

さらにこれを条件別に見てみましょう。
降級馬条件別

「1000万下」に大注目です。入着率がなんと「41.8%」、
さらには出走率が17.7%にも関わらず、勝馬シェアが「40.3%」!、
驚異的な数字が踊っていますね、これは狙わずにいられません(笑)
恐るべき「降級馬」、改めてデータで実感していただければ幸いです。

次に3歳馬です。

今回は降級馬を調べる際に使った「データ」を流用しています。
前走条件等の点で微妙な違いがでると思うのですけど、対象サンプルは少ないので
大まかな傾向として把握する分はに問題ないと判断してのものとなりますので
予めご了承ください。

まずは全体像を視てみましょう。
3歳馬

う~ん、3歳馬が有利とも不利とも言えない結果となっていますね。
念のため年度別にも調べてみましたが、あまり大きな変化はありません。

そこで「条件別」でのデータを視てみましょう。
3歳馬条件別

ここでもやはり「1000万下」が凄いことになっています。
勝率・入着率でみると古馬に対して3歳馬が10ポイント以上上回っています。
シェアでみると「500万下」が勝馬・入着馬とも3割を超えているのも凄いですが、
出走率が1割程度なのに2割以上の勝馬のシェアがある、
「1000万下」での3歳馬の健闘は見逃せませんね・・・。

ということで、6月、7月の混合戦は、
「降級馬」「3歳馬」ともに「1000万下」のレースで積極的に狙ってみよう!
ってことになりますが・・・さてはて・・・。

TEXT:明希一真