2歳戦には目を瞑る?

「競馬のMIKATA」は、今年からはできる限り「3歳戦」に注目したデータフォーカスを展開したいと思っています。そこで今週は「京成杯」です。


まずタイトルにある通り、今年の3歳路線は2歳戦の結果をあまり評価しない方が良いのでは?と思っています。理由は以下主要3レース上位馬の成績IDM平均値が例年よりあまり高くないからなんですよね。

朝日杯FS
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2007年58.0 ゴスホークケン
2008年56.3 セイウンワンダー(ブレイクランアウト)
2009年55.7 ローズキングダム
2010年56.7 グランプリボス
2011年58.3 アルフレード(マイネルロブスト)
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2012年57.3 ロゴタイプ

ラジオNIKKEI
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2007年52.3 サブジェクト
2008年55.0 ロジユニヴァース
2009年54.7 ヴィクトワールピサ
2010年53.0 ダノンバラード
2011年57.7 アダムスピーク(ゴールドシップ)
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2012年53.0 エピファネイア

ホープフル
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2007年52.0 マイネルチャールズ  
2008年54.7 トーセンジョーダン
2009年53.0 アリゼオ
2010年51.3 ペルシャザール(ナカヤマナイト)
2011年49.0 アドマイヤブルー
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2012年47.7 サトノネプチューン

過去の例をみても入着馬の成績IDMが高い年は翌年の3歳重賞での活躍馬が出ていますからね。

ちなみに牝馬路線もみておきましょう。

阪神JF
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2007年56.7
2008年57.0
2009年56.0 アパパネ
2010年53.3 レーヴディソール
2011年55.3 ジョワドヴィーヴル
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2012年53.7 ローブディサージュ

ということで今年の京成杯は従来ならば主要レースとなるラジオNIKKEIやホープフルステークス組ではない「500万・新馬/未勝利」勝ち上がり組等の跳ね上げを積極的に狙ってみたいところです。

過去京成杯でこのタイプの馬の傾向を探ってみます。

芝1800m以上距離での勝利実績

これは全馬共通ですね。加えて「未勝利」組で狙いなのがコレですね。

小回コースでの芝2000m勝利からの臨戦

よって今年は未勝利組から1頭、500万組から1頭、これらに該当する馬を積極的に選んでみたいと思います。

最後に簡単に過去5年レース傾向データをまとめておきます。

前走距離はマイル以上必須/条件戦組は1800m以上必須
前走着差は1秒未満/条件戦組は勝利必須

最終的な結論はまた週末コラムでご紹介します。

TEXT:明希一真