過去最高のメンバー?が揃う今年のJC

さて今回はジャパンカップです。
となると東京開催も最終週、年の瀬を感じますね(笑)。

登録メンバーを見る限り「G1ホルダー」が揃いましたねえ・・・。


今週はニコニコ動画/USTREAMでジャパンカップの予想を含めた「競馬チェック!新聞」の解説番組を放送させていただきます。

お時間があれば生放送でも録画放送でもご覧いただければ幸いです。視聴者サービスもありますのでお楽しみに。

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さて、冒頭に書いた通り今年は過去10年で最多のG1ホルダーが揃いました。
日本馬は登録馬12頭中9頭がG1ホルダー、残る3頭もG2ホルダーです。

去年のこのコーナーで取り上げた「国内G1ホルダーが多いとG1馬だけで決まる」という仮説は見事的中(笑)、となるとこのデータからは人気を集めそうなフェノーメノは馬券圏外となりますがどうなりますかね(苦笑)。国内G1タイトルのないルーラーシップも微妙かもしれません・・・(大汗)

海外馬については「G1タイトル必須/欧州以外の遠征経験必須」という鉄板データがあるので、クリアするのはジャッカルベリーのみとなります。欧州以外の遠征経験のない凱旋門賞馬ソレミアはこのデータからは馬券圏外となりますね。

この時点で馬券対象となる3枠には9頭に絞られます。
ではここで登録されている国内馬の成績IDMのランキングです。

81オルフェーヴル
79ルーラーシップ(国内G1×)
78トーセンジョーダン
77エイシンフラッシュ
75ジャガーメイル
74フェノーメノ(国内G1×)
73ダークシャドウ(国内G1×)
72ローズキングダム
71メイショウカンパク(国内G1×)
71ビートブラック
71オウケンブルースリ
69ジェントルドンナ

ボーダーラインについては古馬は「73」ですが3歳馬は何でもアリ(笑)。
今年の2頭は過去入着した3歳馬よりも「相当な高値」だったりしますね。

ここからの絞込ポイントは、やはり「前走」に注目してみましょう。
前走G2で負けた馬の巻き返しは厳しいのが現状です。ローズキングダム、ビートブラック、オウケンブルースリの3頭が該当してしまいます。

次に天皇賞組ですが、過去天皇賞着外馬が巻き返したケースは天皇賞そのものが「ハイペース傾向」となった場合に負けた馬がJCで巻き返せています。

これはハイペース傾向ということで「絶対スピード」や「持続性」の適性が劣っただけで、距離伸びたJCで本領が発揮できたということでしょう。

ある程度緩い流れからの上がり勝負になった際に惨敗している馬にはJCでの適性は困難ともいえるようです。実際に天皇賞がそういうレースだった場合、結果JCでは天皇賞での着順が変わることはありませんでした。

今年はスローとはいわないまでも、ある程度緩い流れからの上がり勝負ですから、惨敗したジャガーメイルやトーセンジョーダンの巻き返しは厳しいのではと思います。

この時点で残る馬は以下頭です。

オルフェーヴル
エイシンフラッシュ
ジェントルドンナ
ジャッカルベリー(外国馬)

これにG1タイトルという点に目を瞑れば、天皇賞の2・3着馬まで、といった感じでしょうかね。特にフェノーメノの「74」は歴代3歳馬でも相当な高値ですからね。

馬券的にはオルフェーヴルの状態次第といったところでしょうか。

過去海外遠征空けの国内初戦は厳しいものがあるのですが、ディープインパクトやビクトワールピサのような「A級厩舎×社台グループ」の馬ならば総合力での仕上げで対応してしまうと思うので出走するからには大丈夫なんでしょう。ただオルフェーヴルは気性にやや不安がありますよね、前科もあるから(笑)

ジェントルドンナは過去国内牝馬の戴冠例がないので2着までといった感じ。となるとエイシンフラッシュが何気に連勝するケースもあるかなとも思います。

さて最終結論は週末のコラムでご紹介したいと思いますのでお楽しみに。なお冒頭ご案内した「ネット番組」でも必見情報をご提供したいと思いますので是非よろしくお願いします。

TEXT:明希一真