今年の神戸新聞杯は荒れる?

今週末は菊花賞トライアル「神戸新聞杯」ですね。
G1シーズンも間近、って感じがしてきました。


さてタイトルで「荒れる」なんて書いてみたのものの、
レースをCHECK!」でご紹介している通り、神戸新聞はは「か・た・い」レースです。
その要因は施行条件が阪神芝2400m外回に変わったことは誰もが知っての通り、
直線が長くなり「まぎれ」が少なくなったので能力通りに決まるレースになった、
ということだと思います。念のため人気別の成績を見てみましょう。
神戸新聞杯人気別成績
ご覧の通り3番人気以内の馬で勝馬8割、入着馬7割を占めるのですから、
普通に人気馬は買えば当たるレース、ってわけですね。

とはいえ「5番人気」「7番人気」の馬が絡むケースもあったりします。
穴党にしてみれば、これらの馬が出現する機会を捉えられるか否か?
こういった堅い傾向のレースではそれが一番の関心時ですよね。

実は今年はその可能性が高い!というのが今回のテーマです。

実はこれら人気薄が来ている年は3年あるのですが、
7番人気イコピコが勝利した2009年(5番人気セイウンワンダーが3着)、
5番人気アサクサキングスが2着に来た2007年には共通項があります。

ダービー馬が出走していない、ってことです。
(2009年ロジユニバース、2007年ウォッカ)

でもって今年はダービー馬ディープブリランテが出走しないので
その確実性はアップしたといるでしょう。
加えて今年はダービー2着のフェノーメノはセントライト記念、
ダービー3着4着馬は故障で戦線離脱なわけですから、
人気を被る馬には、実力以上に期待値で評価されることになるので
人気のギャップを埋める予想ができるチャンスだと思います。

ではどんな馬を選べばいいかを、今一度データから推理してみましょう。
まずは前走の条件別での成績を見てみましょう。
神戸新聞杯前走条件別成績
ご覧の通り、条件馬には厳しい傾向にあります。
かろうじて1000万条件からの臨戦馬が3着に2回食い込んでいますが、
この2回とも「ダービー1・2着馬」が健在で、結果も1・2着独占でした。
今年のように荒れる傾向がある年には、
かえって1000万条件勝ち上がり馬が穴人気してしまい
馬券的妙味もないようなケースになると思います。

となると見逃せないのが「ダービー組」、しかも「惨敗馬」の巻き返しでしょう。
ダービーから臨戦した全馬を改めて紹介してみます。
神戸新聞杯ダービー臨戦馬
いかがでしょうか?
ダービー惨敗馬で神戸新聞杯で馬券になった3頭には
「G1勝利馬」という共通項がありますね。
仮に拡大解釈をするにしても重賞勝利馬を狙うのが良さそうです。

「ダービー入着(1-3着)」の肩書も狙い目となるポイントですね。
前走ではないですがアサクサキングスが5番人気ながら2着になっています。
とはいえダービー入着馬でも神戸新聞杯で着外になった馬が2頭いますね。
戦績を良く見ると、該当するアントニオバローズとスマイルジャックの2頭は
高速での上がり3F勝負となるレースで好走していませんでした。
これら2頭は適性面で劣っていた可能性が高いといえるでしょう。

となると、今年の神戸新聞杯はダービーに出走していた重賞勝ち馬を中心に
穴狙いをすると面白うそうだと思うのですが、いかがでしょうか(大汗)。

最後に今年の3歳牡馬路線での成績IDMベスト20の馬たちをご紹介しておきます。
(9/2終了時点)
2012年秋3歳牡馬ベスト20