コース替りをCHECK!

今週から関東は東京開催、関西は京都開催ですね。
競馬ファンの誰もが分かっていることだと思いますけど(大汗)、コースが替わると前開催の「好走歴」が通用しない、ってことですが、そのあたりを「知って得する展開予想」でご提供させていただいた、「入着馬の上がり3F平均」で比較することで立証したいと思います。


まず前提としてコース形態が異なることで同じ3F速度でも中身が違う、ってことは当然のことですけど、単純速度で比較しても「ここまで違う」、ってことを実感いただき、馬券に生かしてもらえればというスタンスでお願いします(汗)。

では早速、東京・京都の主要距離の入着馬の上がり3F平均と、阪神・中山での近似距離でのものを比較して、「0.2差以内」を連動性◯、「0.5差以上」を連動性×としてみました。中間は「△」で(笑)。

東京開催比較まずは東京です。
誰もが分かっている、って怒られそうですが、時計でみてもここまで「中山とは連動しない」っても驚きではないでしょうか?。一方で同じく直線の長い「阪神」だと連動性が高いわけで、これも誰もがイメージできるところですが時計的にも立証できるわけです。
一番難しいのが芝1400m戦、中山の近似距離は全然ダメなのに加え阪神14もダメ、まだ阪神16の方が良いという状況、そもそも荒れる「芝1400m戦」なので他の条件でダメな馬を狙うのが得策でしょう。芝1600m戦になるとかなり優しくなりますね。中山はもちろんダメですけど阪神の外回16,18の好走歴が使えそう、まあこれもイメージ通りですけどね。これは芝1800mも同様です。そして芝2000mになるとご想像通り阪神2000mが内回りのこともあって連動しなくなります。ダートをみるとダ1300mは阪神ダ12がいいみたいですね。14よりも上がりが速いってことですね。これはダ1400mも同様ですね。一方ダ1600mになると連動性がある距離はなくなります。ここは特殊条件とみていいでしょう。

京都開催比較次は京都開催です。
芝1200mは阪神12も含めて連動性がある条件がありません。前開催の近似条件よりも他の条件や同一条件での好走馬を狙うべきということでしょう。芝1400m外になると同じ外回りの阪神16との連動性が見えてきます。阪神14とは上がりが0.8も違うんですね。芝1600mは当然のごとく阪神16、18との連動性が高くなります。馬券的も買いやすい条件なのかもしれませんね。ところが芝1800mとなると阪神20の方が同じ外回りの条件よりも連動性が高くなります。京都の1800mはタフな流れで3Fの勝負というよりも4Fの勝負になるので、仕掛けが長くなる阪神20の上がりの方が近くなるのだと思います。芝2000mは同じ内回りということで阪神20と当然合致します。中山18が似てくることも面白いですが、そもそも京都の2000mは内回りコースの割に上がりが速いことが特徴でローカル専用馬には厳しいことも特徴です。ダートの場合もダ1200mは上がりが速いので阪神12の上がりで通用した馬では厳しくなります。阪神14も当然で、中山12は論外ですね(苦笑)。ところがダ1400mだと阪神12、14と連動してきます。1Fの延長でタフになるんでしょうね。ダ1800/1900mは阪神18よりも阪神20の方が合致します。これも上がりが速くなることが理由でしょう。

では具体的に予想に反映させるためにはどうしたらよいか?になりますが、競馬新聞などで、合致しないコースの「1-3着」は無視するということ。逆にDATA新聞などで合致しないコースで「4着以下」でも成績IDMが高い馬などは絶好のねらい目のように思います。もちろん合致しないコースの好走馬を無条件に「切る」のは危険で、成績欄で「開催競馬場の成績」を確認しておくことも必要ですよね。また新聞会員の皆さんは「決断デーCHECK!5」で開催競馬場の成績IDMランキングを確認することで、今回の競馬場で好走できるか否かの判断ができるかを判別できるかと思います。
特に狙うのは未勝利戦や条件戦、人気のギャップをついて美味しい配当を得やすいところですので、良かったら是非お試し下さい。また新聞会員の皆様にご提供している、私の「WIN5」のコーナーでも、この使い方をうまく提供していければと思います。

TEXT:明希一真