長距離に強い厩舎は?

日曜日には阪神で阪神大賞典、天皇賞春を狙って古馬長距離路線も始まりますね。

長距離というと昔は「血統」でしたが、父方母方にサンデーサイレンス系が混在する昨今は、
血統以上に「厩舎の調教方針」に注目が集まっているように思います。

以前このコーナーでも「菊花賞」を本気で狙う厩舎は?というコラムを書きましたが、
それをもっと具体的にするカタチとして、長距離戦で好走させることができる厩舎、
特に他の条件以上に好走率が高い厩舎はどこ?というデータをご紹介します。

データは過去3年の「芝2400m以上距離(障害除く)」の成績で、
ランキングは「入着率シェア」順で、1%を上回る厩舎を抜粋しています。
併せて、各厩舎の全成績と勝利数順位を併記しています。

競馬のMIKATA20120314
※クリックすると拡大画像がご覧いただけます。

「赤帯」で標記した厩舎が、長距離でより好走率が高まる厩舎です。
「黄帯」はそもそも上位厩舎ですが「配当妙味がある」厩舎ですね。

シェア上位からは、西浦、山内、小原、荒川、橋田、堀井の各厩舎に注目です。

シェア下位でも好走率が高い厩舎は、松永昌、白井、藤沢則ですね。

一方表の下部に掲載したのが、本来勝利数の多い上位厩舎ながら、
シェア上位にも高い好走率も示していない厩舎です。

この中で特に注目なのは、安田、石坂、堀、西園といった、重賞獲得数が多い厩舎でしょう。
長距離戦向きの調教スタイルではない厩舎といえるかもしれません。

長距離戦の予想の際には是非ご活用下さい。

TEXT:明希一真