今週日曜日「中山牝馬S」が行われますね。
必見情報/データフォーカスのデータを見ると過去5年大荒れの歴史です。
そこで古馬牝馬重賞の格付を改めて確認してみたいと思います。
施行時期や場所・条件などによって、馬の集まり具合には傾向があるはずで、
把握することで「本命狙いか穴狙いか」を明確にできると考えた次第です。
まず過去5年の古馬牝馬重賞入着馬の「成績IDM平均値」を見比べてみましょう。
右端には過去5年の平均値で並べています。
右端の平均値でみると、二つのG1が「70」台、以下4レースずつ「65」を境に上下にありますね。
数値の変動だけでは分かりづらいと思うので、
当該年の平均値での順位を時系列におったグラフがこちらです。
2つのG1は安定して上位を独占しています。まあこれは想定通りでしょう。
比較的安定して上位にいるのが「府中牝馬S」と「京都牝馬S」。
近年では「愛知杯」が上位を占めるようになっていますね。
「阪神牝馬S」は年によってバラ付きがありますが、比較的上位にいますね。
ここまでが上位4つの重賞といえます。
でもって今週の「中山牝馬S」、下位グループなんですよね。
ハンデ戦ということも大きいと思いますが、主場4場のレースでこうなるとは。
平均では下位グループ最上位ではありますが、
レベルがばらつく夏の「クイーンS」次第では下位になるケースもあります。
最初のグラフを見直すと、ここ2年は
同じハンデ戦の「マーメイドS」や裏開催の「福島牝馬S」並みのレベル・・。
これだけ低レベルのレースになるというならば「大荒れ」になるのも納得です。
では実際の配当面で見比べてみましょう。
データは「平均複勝配当」を時系列に並べて、最後の右端に平均値を置きました。
「中山牝馬S」は500円のラインを下回ったのは過去5年で1回だけ(驚)、
当然ながら過去5年の平均値で第1位(笑)、約700円となっています。
これはハナから荒れることを前提に馬券を買う方が、
賢明な選択、いや見送るか資金を減らすかでしょうね(苦笑)。
ただ大穴狙いの方は、絶好のチャンスのレースともいえますね。
最後に過去1年の牝馬IDMランキングを。引退した馬を除いたベスト30以内です。
6位にいるイタリアンレッドが中山牝馬Sに登録していますね(苦笑)。
レベルの高さで圧倒するか、レース傾向に飲まれるか、大きな見所ですね。
TEXT:明希一真