勝利100%入着80%のデータはコレだ!

今週はダートG1のフェブラリーS、
比較的実力通りに決まる傾向の強いG1ですが、
その理由はこのデータにあることが分かりました。

前年度JCD出走馬が好走するということ

しかも「勝馬シェア100%」「入着馬シェア80%」と驚くべき数字となっています。


まずは過去5年における状況を見てみましょう。
比較対象として「ダートG1勝利馬」の出走数と比較してみました。
フェブラリーS過去5年データ1実績上位のG1なので当然ながらダートG1勝利馬が強いレースですが、
07年(1着サンライズバッカス)でデータに穴が開いています。
具体的にデータを集計すると「勝馬シェア80%」「入着馬シェア67%」です。
ということで前年JCD出走馬の確率に劣る訳です。

今年の登録馬で見ると7頭と多いですが、
そこからのふるい分けに適したデータを2つご紹介します。

ポイントは穴を空けたサンライズバッカスに着目したこと、
つまり「前走着順」と「東京ダ1600m重賞勝利実績」です。

まずは過去5年入着馬を出した前走レースを見てみましょう。
フェブラリーS過去5年データ2G1なら5着以内、それ以外は2着以内となってますね。
サンライズバッカスは平安S2着でしたね。

次に過去5年の「東京ダ1600m重賞勝利実績」の出走数と好走数です。
フェブラリーS過去5年データ3それほど多くはないですが、比較的好走していることが分かります。
入着率でみると55%に留まっていますが・・・。

これらのファクターを鑑みて、今年の登録馬で注目できるの以下の馬ですね。

エスポワールシチー(JCD出走、前走2着、東京ダ1600m重賞勝利)
トランセンド(JCD出走、前走1着、東京ダ1600m重賞勝利)
ワンダーアキュート(JCD出走、前走2着 東京ダ1600m重賞勝利)

堅いですね(苦笑)。
ただ以前のコラムでも書いた通り、去年のダート戦線はとてつもなくハイレベルだったので、
ある程度の状態を維持しているならば新興勢力よりは好走確率が高いとみています。

とはいえ穴を狙いたいのは誰でもある「欲望」ですよね。

ならば「穴」を狙うにしても、
JCD出走馬や東京ダ1600m重賞勝利馬が狙い目でしょうね。
付け加えるならば、平安S勝馬よりは根岸S勝馬が狙い目でしょう。

去年は南部杯が東京で行われたこともあるので、
ここで好走した3頭は注意した方が良いですね。

ただダノンカモンは福永騎手が乗る以上、
ハミを通常ハミに戻すことが私が馬券に組み込むための条件ですね(苦笑)。

TEXT:明希一真

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