今週は東京競馬場でクラシック路線のレースが行われますね。
クイーンカップに共同通信杯。
前哨戦の1つ前、といったイメージの両レースが
クラシック路線においてどんな位置づけにあるかを
理解しておくことで、馬券作戦にも有効かと思い調べてみました。
クイーンカップは去年のホエールキャプチャに古くはイブキパーシヴなど、
それなりに桜花賞で活躍した馬がいますし、
共同通信杯に至っては
ジャングルポケットやナリタブライアン、アイネスフウジンなど、ダービー馬を輩出していることからも、
さぞかし「名馬・活躍馬」が両レースをステップにしているような印象がありますが・・・。
そこで牝馬の桜花賞、牡馬の皐月賞において
どんな前哨戦を使った馬が本番で好走したのかを調べてみました。
データは新馬戦レギュレーション変更後、
阪神のコース形態が変わった2007年以降の5年でみるのが適切と判断しました。
クイーンカップ、共同通信杯とも悪くはないですが、良くもないですよね。
さらに好走した馬(1-3着馬)に限定するともっと見難い状況です。
桜花賞/皐月賞はもちろんのこと、その後のオークス/ダービーにはどこにもいない感じですね。
ところが表の最後に置いたデータ、両レースから次のトライアルに進んだ馬を見ると
クイーンカップ組はダメですが、共同通信杯組は確率が高いですよね。
このことから推察すると、
両レースとも現時点での完成度やスピードがある馬が好走し、
このレースで「終わる」感じが強いという印象です。
トーセンジョーダンのようにこのレースで故障発生する馬もいるので
クラシック云々というよりも、完成度優先で狙うのがベターといえますね。
馬見ができる方は、クラシック的な馬体の作りよりも、
機動性とか加速力を重視した馬体傾向がいいでしょうね。
端的な例としては2010年のハンソデバンドや
2009年のテイラーバートンみたいな馬でしょう。
馬見ができない方でも、多くレースを使っていて、
それなりに好走が続いているような馬を狙うのがベターではないでしょうか?
是非ご参考にしてみて下さい。
TEXT:明希一真
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