馬券的には面白くない結論で恐縮です。
とはいえ論理的にはご納得いただけるかと・・・(汗)
有馬記念は「世相」を表すといいますが、
オカルト的な見方ではなく、その年に勝つべく馬が勝つレースということだと思います。
もちろん過去の歴史では「大穴」が飛び出すケースもありました。
メジロマックイーンや4歳のトウカイテイオーも負けました。
ただ大穴が飛び出したケースというのは、「勝つべくして勝つ馬がいなかった」、
これが私の見つけ出した結論です。
勝つべくして勝つ馬というのは、スターホースとか年度を代表する馬、
という意味ではありません。
具体的には「有馬記念=中山芝2500m」という、
中長距離のチャンピオンを決めるレースに相応しい馬がいるかどうかということ。
しかも、過去の話でなく当該年のG1で勝った馬が参戦しているかどうかが重要です。
過去5年でデータを見てみましょう。
ここでいう「相応しいレース」は2000m以上のG1であり、牝馬限定戦は除きます。
出走馬内の年度内における相応しいレースのG1タイトル数を見てみました。
2006年1番人気勝利(ディープインパクト):6タイトル
2007年9番人気勝利(マツリダゴッホ):1タイトル※
2008年1番人気勝利(ダイワスカーレット):1タイトル※
2009年2番人気勝利(ドリームジャーニー):4タイトル
2010年2番人気勝利(ヴィクトワールピサ):4タイトル
2008年は1番人気が勝ちましたが、2着3着が人気薄で大荒ですから、
ある意味「荒れた」ともいえますよね。
今年の出走馬で相応しいレースの獲得数は7タイトル、
3冠馬オルフェーヴルの存在が大きいですけど、
3冠馬存在が出走する有馬記念は堅く決まっています。
シンボリルドルフ(1着 1-3-2番人気決着)
ナリタブライアン(1着 1-6-4番人気決着)
ディープインパクト(2着 1-6-3番人気決着)
ということで今年は天皇賞春秋馬、宝塚記念馬、JC馬と併せて
3冠馬が出走するわけですから、勝利するのは1番人気、2番人気のいずれか、
それが今回の競馬のMIKATAの結論です。
具体的にはブエナビスタかオルフェーヴルのいずれかでしょう。
オカルト的なら、なでしこジャパンにAKB48と、「女性の年」だったので
ブエナビスタが7冠で引退というシナリオでしょうかね。
さてさて、とはいえ馬券は1着だけ当てるだけではないので、
他に狙えそうな馬は?という視点を少々。
好走しているG1馬は概ね「当該年」のG1馬ですね。
穴人気しがちな「前年以前のG1」馬よりは、今年好走している馬を選びたいですね。
今年のメンバーだと買える馬は、
ブエナビスタ、ヴィクトワールピサ、ヒルノダムール、オルフェーヴル、
トーセンジョーダン、アーネストリー
買いづらい馬は、エイシンフラッシュ、ローズキングダム、ジャガーメイル。
さらによく言われる「中山巧者の激走」ですが、
今年のメンバーで該当しそうなのは、ヴィクトワールピサくらいなので、
今年はこのタイプの激走はないのではと思っています。
私の想定としては6番人気以内あたりで入着馬が決するイメージなので、
今年のメンバーなら、トーセンジョーダンとアーネストリーに期待です。
トーセンジョーダンは条件戦含みますが中山3勝、
アーネストリーは相性の良い「宝塚記念馬」で、
天皇賞秋惨敗からの臨戦は、あのメジロパーマーと同様です。
この2頭が面白いと思っていますが、さてはて・・・。
TEXT:明希一真
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