勝率7割に賭けましょう!

今週のジャパンカップダート、トランセンドVSエスポワールシチー 一騎打ちの構図ですね・・・。
両馬が強いのは誰でも分かることではありますが、馬券的にどうするか?WIN5はどうするか?

その結論を出すためのデータを今回はご紹介します。勝つ馬はズバリ「1番人気の馬」です!


データの対象としたのはジャパンカップダートが阪神ダ1800mになった、
2008年以降を対象としています。(今年のマイルチャンピオンシップまで)

まずG1での1-3番人気の成績をご紹介します。
数字は左から「勝率」「連対率」「入着率」となってます。

1番人気-37.4%-56.0%-70.3%
2番人気-16.5%-34.1%-44.0%
3番人気-06.6%-18.7%-28.6%

1番人気が勝ちきれないけど、馬券には絡む、
2・3番人気は結構凡走している、このあたりは皆さんも想定内ですよね。

ところがこれを期間内のダートG1(JRA主催レース)の5レースでみると、
なんと1番人気が圧倒していることに驚きです。

1番人気-75.0%-75.0%-100.0%
2番人気-00.0%-00.0%-12.5%
3番人気-00.0%-37.5%-50.0%

いや~圧倒的に1番人気ですね。加えて2番人気が2着すらないのも大注目です。

なぜ1番人気が強いのか?その理由を推理するとこんなところでしょうか?

・JRAのダートG1は冬開催なので「急激な成長」が少ない
・ダートのG1が少ないので強い馬が集まる
・出走するための賞金順の壁が厚いので「同じ馬の対決になり易い」

これらが正しければ、単なるデータの偶然ということでなく、
今のレース番組表が続く限りは、しばらく継続する流れともいえますよね。

さて人気が強いとなると、
本紙印やIDMの印の高い馬が馬券圏内に絡みそうですね。

ダートG1と全てのG1での印を比較してみましょう。
本紙印、IDM印とも4番手まで(◎〇▲注)を対象にしています。

本紙印全G1-17.0%-32.4%-41.8%
本紙印ダG1-21.9%-40.6%-53.1%

IDM印全G1-16.0%-28.9%-38.3%
IDM印ダG1-22.6%-38.7%-48.3%

ダートG1だと印上位馬の成績が良いのは明白ですね。
IDM印でいえば、2着3着でみると10ポイント以上も上回ります。
そもそもスピード指数はダートに強いとも言われますからね。

ちなみに無印で好走した馬は、

サクセスブロッケン(09年フェブラリー1着)
ゴールデンチケット(09年JCD3着)
アドマイヤスバル(10年JCD3着)

以上3頭ですけど、サクセスブロッケンは「激走馬」、
ゴールデンチケットとアドマイスバルは中央ダートの実績が乏しいので
地方交流重賞の実績が拾い切れてないからでしょう。
それでも3着までですからね。

ということで今年のジャパンカップ、勝のは1番人気馬、
ご心配の方、穴を狙いたいかたは激走馬、をお薦めしたいと思います。

さて1番人気はどっちになるやら・・・。

TEXT:明希一真