今年の3歳は強い?

3歳上混合戦が始まって2か月、
開始早々から3歳馬が活躍している印象が強いですよね。

実際にはどんな感じなのかを、改めて検証してみました。


まずは今年2012年の6月7月に行われた3歳上混合戦の年齢別占有率(勝利・入着)です。
年齢別混合戦好走シェア2012
年齢でみると「4歳」が圧倒的でほぼ5割を占めています。
3歳馬は検討しているものの3割前後の占有率止まり、とはいえ5歳以上の世代には圧勝しています。
蛇足ながら3歳4歳だけでほぼ8割の占有率となっていることも見逃せません。

では「今年の3歳はどうよ」を判定するために過去3年と比較してみましょう。
年度別混合戦の3歳成績
やはり、という結果ですね。ここ数年では1番の占有率を誇っています。ダートの1着占有率こそトランセンドの世代となる2009年に劣りますが、ここ数年の中では2012年の3歳世代が一番馬券になる確率が高いことが分かります。

ここまでご紹介したデータは「6、7月」のものですが、「8月」もこの流れが続くのかどうかが気になるところ、そこで過去3年の傾向を調べてみました。
8月混合戦でのシェア遷移
ご覧の通り、8月に入ると「3歳」の占有率が軒並みアップします。
一番レベルが低かった2011年でさえ5ポイント(%)以上アップしています。
一方レベルが高かった2010年は10ポイント前後もアップしていますから、
2010年以上に活躍している今年の世代はアップ率が更に高まる可能性も秘めているかもしれません。10ポイント以上アップすると4割以上の確率で馬券に絡む期待も持てそうですね。

8月以降積極的に3歳馬を狙っていくのも面白いかもしれませんね。

TEXT:明希一真