札幌記念のキーポイント

今週は札幌記念ですね。
夏の重賞戦線で「G2」はこのレースだけですから、
いい馬が揃う楽しみなレースになりそうです。

札幌記念といえば「1番人気が強い」「3歳馬が好走する」といった印象がありますよね。
そこでこの2つのファクターがレースを攻略するキーポイントなのでは?、と思い、
過去の傾向を分析しましたのでご紹介します。


まずは2000年以降の1番人気馬のデータを見てみましょう。

札幌記念1番人気

一番注目できそうな傾向は「ローテーション(「間」と表記)」ですね。
着外の3頭はすべて12週以上の間隔が空いています。
逆に勝ちきった4頭は11週以内の間隔でレースに臨んでいます。

次に4歳馬3頭が勝ちきれていないですね。
ローテーションも1週や12週以上と極端なのも影響しているかもしれません。

よってデータからは、
「3週~11週のローテーションの3歳馬・5歳馬」が狙える1番人気馬といえそうです。

次に3歳馬をみてみましょう。

札幌記念3歳馬

一番注目できそうな傾向は「本紙の印」ですね。
勝ちきった3頭と入着馬2頭の全5頭とも「本紙評価3番手以内」です。
一方で人気を裏切った3頭は「本紙評価」が低い馬でした。

また人気薄の3歳馬が穴を空ける傾向はなく、
ある程度人気するような「実績」のある馬でないと好走する資格はないようです。

また勝ちきった3頭と入着馬2頭の全5頭とも
「騎手印」は◎○と高い評価を受けています。

よってデータからは、
「上位人気で本紙評価3番手以内の馬」が狙える3歳馬といえそうです。

先週の当コーナーでご紹介した通り、
今年の3歳馬は強い世代のようですから、上記に合致する1番人気の3歳馬が
今年の札幌記念は狙い目かもしれません。さてはて・・・。

TEXT:明希一真