今年はハイレベル?

今週末は朝日杯フューチュリティステークス。
2歳牡馬G1ながら中山マイルで行われることから、毎度「最強馬か否か」は賛否両論があるところですが、予想の面白みは満載のレースだと思います。


まずは去年の当欄のコラムを振り返ると・・・

・IDMボーダーは「50」以上
・1400mのスピード対応必要

という指針を出してみましたが、1着アルフレードがIDM最大値「49」、加えて1400m以下の実績無でした(恥)。2着のマイネルロブストは1400m以下実績がない馬でしたね。

ボーダーラインを設定した方が良いというのコース形態やG1という設定からも重要かと思うのですが、やはり1度でも入着実績がある「ライン」はフォローしておいた方がよさそうです。となると勝利で「49」、入着で「47」で引いていた方がいいでしょうね。

距離に関してはあまり神経質にならない方がいいかもしれません。スピード対応についてはレース振りなので判断するしかないかと思います。

ならば今年はオーソドックスな「前走」に着目してみましょう。
入着馬の傾向は以下の通りです。

前走3着・着差0.3以内、条件戦は1着必須
前走距離は1400m-1800m、1200m臨戦馬はNG

着順着差は2頭の例外がありますが、前走重賞1番人気(ゴスホークケン)、前走不良馬場(マイネルロブスト)といった条件次第で狙えると見る程度でいいでしょう。

ではここで今年の登録馬のIDM最大値のランキングとデータを兼ね合わせてみましょう。

○56コディーノ 芝1800
○55ロゴタイプ 芝1600
○54エーシントップ 芝1400
○52カオスモス 芝1600
×52ザラストロ 芝1600
△52テイエムイナズマ 芝1600
○52ラブリーデイ 芝1400
○51クラウンレガーロ 芝1200
×51ノウレッジ 芝1600
×51マイネルエテルネル 芝1200
×50ティーハーフ 芝1200
×50トーセンヤマト 芝1800
×49ケンブリッジサン 芝1800
×49コスモシルバード 芝1400
×49コパノリチャード 芝1600
○49フラムドグロワール 芝1800
×48アットウィル 芝1200
○48ネオウィズダム 芝1400
○47ゴットフリート 芝1600
○47タマモベストプレイ 芝1400

最上位コディーノの「56」は過去5年でも相当高い数字ですね。とはいえ1800mのみ経験馬なのでこのレースへの対応可否は判断が分かれるところ。アルフレードやローズキングダムのように対応できるのか、サダムパテックのように対応しきれないか。一つの判断基準としては札幌2歳で小回り対応しているのがポイントでしょうね。個人的に馬体もクラシック級というよりはコンパクトにまとまったタイプとみていますから。

テイエムイナズマは前走1番人気で負けた馬、人気を落とすようなら狙ってもいいかもしれませんね。

とはいえ「50」超え、かつデータOKの馬が多いとなると混戦ですよね。
意外にハイレベルな世代なのかもしれません。頭を悩ませそうですね。

最終結論は週末コラムでまた。

TEXT:明希一真