阪神JFをCHECK!

今週は2歳牝馬のG1、阪神ジュビナイルフィリーズ。

直線の長いコースに替わって7年目、今年来年のクラシックを視野に入れた予想で攻略したいと思います。


まずは予想ファクターを整理してみましょう。

競馬チェック!新聞「本紙」の印上位は以下の通りです。
今回はネット番組でご紹介した「指数」もご紹介しちゃいます。

◎サウンドアリーナ(59.2)
○コレクターアイテム(58.6)
▲ローブディサージュ(53.9)
注アユサン(52.8)

◎○と▲以下はかなり差がありますね。

次に私が常に注目する「騎手」印の上位は以下の通りです。

◎コレクターアイテム(3.3)
○サウンドアリーナ(2.1)
▲ローブディサージュ(1.6)
注アユサン(1.2)

◎と○の間にちょっと差がありますね。

もう一つ、2歳戦なので「情報」印の上位を見ておきましょう。

◎コレクターアイテム(4.2)
○サウンドアリーナ(3.1)
▲サンプルエミューズ(2.4)
注ローブディサージュ(2.3)

ここでもやはり◎が抜けている感じです。

そして、今週の「競馬のMIKATA」推奨した馬は以下の通りです。

コレクターアイテム
アユサン
プレンセスジャック
サウンドアリーナ
ローブディサージュ

最後に「CHECK!HORSE」が推奨する「1着馬」は以下の3頭です。

サウンドアリーナ
コレクターアイテム
サンプルミューズ

波乱度「A」止まりということを考慮すると、これは堅く決まりそうですね。

これらを踏まえて予想アプローチをしていきたいと思います。

冒頭に書いた通り「クラシック」を意識するとなると、馬体的にみても1番人気コレクターアイテムが強そうな印象です。前走もまだ余裕残しで2着アユサンをしのぎ切ったレース振りは1枚上の地力のように思います。騎乗する浜中騎手はやや騎手ランクを落としているのが心配ですが、厩舎ランク最上位の須貝厩舎なので信頼していいのではないでしょうか。

サウンドアリーナは阪神JFで相性の良くない(笑)ファンタジーS1着馬ですが、マイル重賞でそこそこ走れていることは評価しておきたいところ。先行脚質ですが、デイリー杯ではそこそこ上がりを使っていますので大崩れはしない印象です。とはいえ厩舎ランクが低いのが気になるところです。

プリンセスジャックとローブディサージュの序列は判断が難しいところ。
ファンタジーSのレース振りを見る限りはプリンセスジャックがローブディサージュを今回の条件で逆転できる印象がなく、ローブディサージュが叩き2戦目で上がり目もありそうな感じですからね。とはいえローブはコレクターアイテムと同じ須貝厩舎、ってことで2頭出しでもありかつ最終追い切りもコレクターに合わせるような調教をしていることから「勝つ気があるか否か」が微妙なところですね。

アユサンは前走直線で見せた脚は凄いものがありました。とはいえコレクターを差し切れなかっことは事実。また美浦所属馬で直前輸送となると厳しい印象もありますよね。

一方同じ関東馬ですが栗東滞在のサンブルエミューズ。前走芙蓉Sは負かした相手も強くレース振りも凄かったですから3番人気もうなずけますね。マイナスポイントは420kg台の馬格と津村騎手の経験でしょうか。不安の方が正直大きい印象です。

予想ファクターで上がらなかった馬で注目しているのがカラフルブラッサム。
前走は牡馬相手にシブトイ競馬をしていると思います。新潟2歳Sではサウンドアリーナに大きく負けていますが、直線で気性の悪いところを見せて追いづらそうにしていたあたりが要因だと見ています。前走で強制力のある「Dハミ」を着用して真っ直ぐ走っていましたので、新潟2歳の時の差が詰まる可能性はあるでしょう。厩舎ランクは低いですがまだ3年目の新興厩舎。とはいえ年々勝ち鞍を伸ばしていることから期待してもいいように思います。騎手ランクは上位ですし、毎年外枠の馬が良く来ますし「CHECK!HORSE」で穴候補に入っていますから期待しましょう(笑)。

毎度このレースで穴をあける「マイル以上距離の新馬/未勝利」勝ち上がり馬、今年は無理っぽいかなぁという印象です。理由はともに「関東馬」で「遠征組」であることが多い気です。レッドセシリアは馬格もないので厳しいでしょう。

ということで結論です。「2-4-6作戦」は以下の通りです。

◎コレクターアイテム
▲サンブルミューズ
○サウンドアリーナ
○カラフルブラッサム
△ローブディサージュ
△アユサン

1着馬は過去データからも「前走勝馬」から選びたいところ。とはいえサンブルミューズは微妙な印象もあるので当欄始まっていらいの「▲」評価にしてみました。

ファンタジーS勝馬は「1着」は厳しい印象なのでサウンドアリーナは○評価で、カラフルブラッサムは積極的な穴狙いですね。

プリンセスジャックは最終的には無印に。母も得意距離は1400m以下でしたから、前走レースぶりと併せてマイルでより「キレる」イメージができませんでした。蛇足ながらこの馬も「強制ハミ」を使う馬なので、この騎手が乗る以上は人気より着順は落とす可能性が高いと見ました(大汗)

今回のケースは3連単の場合は▲を◎と同等に扱い24点になるのですが、3連複の場合は△と同列にするので「1-3-6」の10点になります。今回は3連単と3連複2本立ての34点で狙ってみたいと思います。

TEXT:明希一真