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今週は中山で開催される「アメリカジョッキーCC」のデータ予想をご紹介します。


本サイト「競馬のMIKATA」でご紹介した過去傾向のデータを最終的に以下の通り解釈してみました。

  1. 中山実績必須
  2. 2200m以上重賞実績、もしくは中山2200m実績必須
  3. 12月出走馬
  4. 前走着差1秒未満

上記条件を満たす馬は以下3頭しかいないですね。

サトノアポロ
アドマイヤラクティ
シンゲン

馬券の中心はここから拾いたいと思います。

シンゲンは同条件重賞(オールカマー)勝馬で、人気の盲点でしょうから絶好のねらい目かとも思いましたが、前走を見てもレース振りが「カカリ気味」なんですよね。今週の追い切りでも「前向きでいい動き」に見えますが、裏を返せばレースでカカる可能性があると思われます。そんな馬に外国人ジョッキーが乗るならいいのですけど、制御力に疑問のある三浦騎手だと不安も大きいです。ここは1着か惨敗か的な▲の評価になりますね。

アドマイヤラクティは重賞実績もある中山好走実績馬なので狙いが立ちやすいですが、位置取りが相当後ろになりそうなので不安もありますね。人気も背負いそうですから馬券的な軸使いの○の評価になります。

ということで本命はサトノアポロ、調教で遅れているようですけど相手は東海Sでも人気を背負いそうなサトノメロディですから気にすることはないと思いました。映像見る限り動きそのものは問題ないようです。距離が伸び消耗戦となった前走で勝ちきったところに大注目です。

データ外の馬で拾えそうな馬ですが、まずはゲシュタルトでしょう。休み明けもそこそこ走りますし、中山芝2200mは重賞好走実績もありますからね。

人気を背負うルルーシュは判断微妙なところです。去年のオールカマーを好走ととるか?あのメンバーで勝ちきれないのを適性外ととるか・・・。外国人騎手に乗り替わることも、横山騎手からの乗り替わりとなると上積はちょっと疑問です。ここは思い切って切るのもありかなぁと思っています(汗)。札幌日経賞を勝ちきったレース振りを見ると、まくり切って惰性を活かせるような長距離レースが得意そうですよね?ですから阪神大賞典とか天皇賞春のような条件の方が良さそうで、一定のレーススピードが必要で、かつ急坂が待つこのコースは好走しても1枚足りないレースをしそうな印象です。

コース条件的には「差」優先なのですが、穴をあけるのは「逃げ馬」という傾向がありますよね。とはいえ今回は何気に逃げたり先行したりする馬が多そうな感じなのであまり評価はできないと思っています。ネコパンチが注目されると思いますが、ダノンバラードがベリー騎手で積極騎乗をしそうですし、サンテミリオンも積極的な競馬をしそうです。加えて冒頭に書いた通りシンゲンが暴走するかもしれませんからね。そもそもネコパンチは低厩舎ランク馬の休み明けなのでやはり嫌いたいところです。

データ的には拾えないですけど、激走馬にもなっているマルカポルトあたりは可能性を秘めていそうですね。中山実績も重賞では今一歩ですが着差はわずかですし、加えて2000mなら準OPを勝利していますからね。適性的にも京都芝2400mを惨敗しているところが「真逆の条件」となる今回で好走するパターンかもしれません。

馬券的には今週も2-4-6にこだわらず以下の評価で組み立てようかと思います。

◎サトノアポロ
○アドマイヤラクティ
▲シンゲン
△ゲシュタルト
△マルカポルト

TEXT:明希一真