マイルチャンピオンシップをCHECK!

今週は「マイル王」決定戦、マイルチャンピオンシップ。

本サイトの「競馬のMIKATA」でもご紹介した通り「当該年度重賞勝馬」にのみ勝つ資格があるレースです。

ということで該当する馬9頭の中から選ぼうと思っています。


最初に注目したいのは「決着時計」。

土曜日の競馬をみると京都は相当な雨ですね。となると仮に日曜日に晴れたとしても「高速馬場」までには至らない印象で、勝ち時計も33秒台以上と予想します。近年では昨年や2009年が同様で、この時は比較的前付した馬が好走しています。上がりの速さで勝負する馬には厳しいと思われます。

これと連動しておきたいのが「馬格」。ある程度パワーが必要な競馬になると一定速度の持続力が求められるためにキャパのない馬は厳しくなると思います。目安は450kgあたりでしょうか。

加えて先週のレースも参考にすると「走法」的には前肢の動きがコンパクトなタイプの馬がいいでしょうね。掻き込みが大きいストライドタイプの馬にはバランスを崩す可能性も高いででしょう。一方後肢も流れるようなタイプは馬場が渋ると厳しいはずです。

このあたりを考慮しての結論をご紹介しましょう。いつものように「2-4-6作戦」です。

◎グランプリボス
◎ガルボ
○シルポート
○ストロングリターン
△コスモセンサー
△ドナウブルー

1番人気ですが、まずはグランプリボスを◎に。人気馬がこけるケースが多くなったマイルチャンピオンシップですが、1番人気はなんとか踏ん張っていますからね。上がり時計がかかる方がベターなタイプですし走法的にも馬場は大丈夫だとみていますから、まずは信頼したいと思います。

もう1頭は厩舎に不安がありますが(笑)、関東馬ガルボに。狙いは先行できる脚質もありますが、数少ない今年のマイル重賞複数勝利馬。この馬も上がり時計がかかるレースはベターでしょう。走法的にも大丈夫印象です。

脚質重視で西園厩舎の「逃げ・先行」馬を拾います。印の差は「重賞勝」の有無です。

シルポートは乗り替わりが不安でもありますが、展開が嵌る可能性もあるので、拾う必要はあると思いました。馬券的にはコスモセンサーの方が安心感もあるのですが、無難な着順で馬券に絡まないケースも想定できますので(笑)。コスモセンサーはマイネルの主戦松岡騎手が遠征してこなかったのもやや気になるところです。和田騎手の乗り替わりそのものは手が合いそうですけどね。

先行脚質優位の中で差しで狙うなら馬格もあるストロングリターンを。安田記念勝馬が鬼門のレースではありますが、馬場悪化も堪えないタイプですし、人気をいい塩梅に落としてくれているので狙い易くなりました。

最後の1頭は、データ的には狙うポイントがないのですがドナゥブルーを拾っておきます。好走例のない8枠、馬格がないという点が大きなマイナスですよね。とはいえこの馬も「マイル重賞複数勝馬」であり「京都マイル3勝」のコース後者です。加えて蹄が小さく立っているタイプで重馬場巧者といえるので、拾っておくべきと判断しました。

人気しているサダムパテックは面白い存在でもありますが、最内枠に入った差馬に武豊騎手が騎乗すると、あまりいい競馬にならないパターンなので嫌いたいところ。

同じく人気しているファイナルフォームは当初◎候補でしたが、馬場悪化による適性面でややマイナスと判断したことと、ちょっと人気を被りすぎの印象なので、あえて嫌っておきたいと思います。

難しい馬場になると思いますので、今回は3連複14点で行きたいと思います。

ここでお知らせです。

11/23(祝・金)にニコニコ動画/USTREAMでジャパンカップの予想を含めた「競馬チェック!新聞」の解説番組を放送させていただきます。

お時間があれば生放送でも録画放送でもご覧いただければ幸いです。視聴者サービスもありますのでお楽しみに。

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TEXT:明希一真