エリザベス女王杯をCHECK!

今週はエリザベス女王杯。
本サイトの競馬のMIKATAでご紹介した通り、今年は堅いレースになりそうですね。
競馬チェツク!新聞での「波乱度」も牝馬GⅠにもかかわらず「B」(苦笑)。
とはいえ、以前こちらで連載していたコーナー(「胸騒ぎ」)ではないですが「2強でスンナリ」と決断し難いところなんですよね。


ヴィルシーナは前走ピークにもっていつた反動が心配です。
競馬チェツク!のCHECK新聞に掲載している「調教量評価」の遷移をみても今回はその仮説に信憑性を与えています。

フミノイマージンは歴代古馬勝馬のような長距離重賞実績がないことと、
騎手を含めた脚質が不安。馬場も微妙なので仕掛が難しくなりそうですからね。
とはいえ、単勝オッズは美味しい感じですが(苦笑)

もちろん両馬とも馬券対象からはずす、とまではできないですが、捻りたくなる気持ちは誰もが持ちたくなるところ。じゃ、どんな穴馬を選ぶかになりますよね。

そこでもう少しフィルターとして使えそうなネタを過去傾向から探ってみました。

まずはピクシープリンセスが人気していますが「前走条件戦組」の好走可否についてです。
これは結論としてかなり厳しそうです。恐らくこれは牝馬ながら「56kg」の斤量を背負うレースというのが影響していると思います。別の見方としては「3歳」が好走できるのも2kg減の恩恵があるからと言えます。
余談ですが過去10年2000m以上距離の古馬混合のG1全レース(63レースサンプル)で前走条件戦の馬が入着したケースは1例もありません。
よってこのフィルターで4頭消えてしまいます。注目度の高い外国人騎手が乗る2頭もバッサリとなります(大汗)。

次は「美浦調教馬」。2004年3着エルノヴァ以来好走できていません。
関東馬はやはり「滞在」しないと厳しい模様です。今年はホエールキャプチャ以外の関東馬は全馬「遠征組」ですね。

最後はフィルターというよりは強調点という視点で「距離実績」。
理由は「微妙な馬場」によるタフな競馬になりそうということです。ちなみ古馬に関しては3歳限定戦以外で長距離実績がある馬が意外に少ないですね。

スマートシルエット(500万条件)
ピクシープリンセス(1000万条件)
オールザットジャズ(1000万条件)

この3頭のみです。

そこで結論です。
いつものように「2-4-6作戦(1着2頭、2着2頭、3着2頭」でいきますね。

◎フミノイマージン
◎オールザットジャズ
○ヴィルシーナ
○スマートシルエット
△クリスマスキャロル
△ホエールキャプチャ

まずは2強の序列ですが、正直なところは妙味をとって「フミノ>ヴィル」です。
強いていえば、ヴィルシーナはオークス2着ですがマイルくらいが良さそうな気性に見えるので(汗)。

そして推奨したい馬4頭。

まずはオールザットジャズ。
G1厩舎が怪しげな敗戦(笑)から本番で巻き返すのは良くあるケースです。馬場悪化でも対応できそうなのも魅力十分です。勝利までを見据えて狙います。ただ馬体重がどこまで戻っているかは鍵になると思います。
ちなみに競馬チェツク!新聞では「激走馬」に指定されています。

スマートシルエットは、
距離や馬場悪化に不安も残りますが、岩田騎手乗り替わりによる積極的な競馬で結果後続を封じ込める可能性にかけてみたいと思います。この馬も「激走馬」ですね。

そして馬場悪化で可能性を秘めているとみているのが
クリスマスキャロル。
この馬もまったく前走見せ場無でしたが、ここもG1厩舎で社台のクラブ馬なので一発あるかと思います。

最後はホエールキャプチャをとりあえず(苦笑)。
状態は改善されているようですし、戦略家の騎手が乗ることもあるので。馬場悪化でレースが壊れるようなら、なおさら横山典騎手が冴えわたるかもしれません。

馬券的には3連単と3連複セットの38点が面白いかもしれません。堅い馬券と穴馬券が混在するので今週はこれでいってみようと思います。

TEXT:明希一真