今週は牡馬3冠最終戦の菊花賞、
先週の秋華賞同様に美味い予想を紹介できれば幸いです。
競馬チェック!本サイトの「競馬のMIKATA」でご紹介した通り、
私にとっての今年の菊花賞は「荒れる」というスタンスです。
競馬チェック!新聞の波乱度はなんと「C」と堅い方向ではありますが、
あえてコラムで紹介する予想は「荒れる」で行ってみましょう(大汗)。
まずは能力比較ですが、これは上記コラムでも書いた通り、
スピード指数的な戦績指数では当たらないのが菊花賞です。
ここは全馬にチャンスがあるというスタンスでいきたいと思います。
次に長距離戦ということからも「調教師」のファクターに
注目してみたいと思います。
競馬チェック!新聞に掲載している「調教師ランク上位(赤・オレンジ)」と
過去にご紹介した「長距離得意厩舎/菊花賞実績厩舎」の両方に該当するのが、
ベールドインパクト(大久保龍)
ロードアクレイム(藤原)
エタンダール(藤原)
ニューダイナスティ(石坂)
マウントシャスタ(池江)
ミルドリーム(角居)
このあたりが該当します。
次は「菊花賞が荒れるケース」で好走する馬の共通項に該当する馬に注目、
上記コラムでも紹介しましたが、以下の馬が該当します。
タガノビッグバン(1000万下勝)
ビービージャパン(1000万下勝)
フェデラルフォール(1000万下勝)
ユウキソルジャー(神戸新聞杯で人気より着順上、前々走1000万下勝)
ロードアクレイム(神戸新聞杯で人気より着順上)
最後に競馬チェック!では紹介しきれてないのですが
3歳にとっての「未知」の長距離戦ということもあり人気薄好走馬の
「調教」のデータを過去の傾向から拾ってみました。
ここで判明したことは
・調教量が多い、または前走よりも多くなっている
・平均的に負荷をかけている
これらに該当する馬が穴馬で好走している模様です。
該当馬はたくさんいるので、人気薄馬で該当しないNG馬をご紹介します。
NGフジマサエンペラー
NGダノンジェラード
NGエタンダール
NGコスモオオゾラ
NGミルドリーム
NGトリップ
さてここから最終的な判断をしていきたいと思います。
断然の1番人気ゴールドシップ、競馬チェック!新聞の全ファクターで
◎がきっちり並びましたね(汗)。しかも波乱度が「C」。
ここは◎もやむを得ないところですが、冒頭書いた通り「荒れる」スタンス、
となると評価は○に1つ落としておきたいと思います。
2番人気はマウントシャスタ、長距離得意の池江厩舎ですが、
この馬は前走に追込みがやや食い足りない印象がありますよね。
それで人気を集めるようなら嫌いたいところです。
3番人気はなんとフェデラルホール。
多く競馬ファンはスリーロールスの再現とみているのでしょう。
関東の1000万下からとなるとデルタブルースの再現といいましょうか。
しかしながらそのデルタブルースは「関西馬」。
関東馬が条件戦からの臨戦で好走した例は過去20年で一例もありません。
厩舎もまだ重賞未勝利の低ランク厩舎、ここは嫌ってみたいと思います。
ということでここで印をご紹介します。
◎ロードアクレイム
◎ユウキソルジャー
○ゴールドシップ
○ベールドインパクト
△スカイディグニティ
△タガノビッグバン
先週も書きましたが、私の馬券作戦は「2-4-6」作戦と称して、
1-2-3着候補を各2頭選ぶ方法で予想/馬券を購入します。
本命となる◎は神戸新聞杯2、4着に2頭にしました。
両馬とも穴馬候補4頭でもあり、調教も穴馬好走パターンに該当します。
2頭のタイプが「先行」と「差し」に分かれているところも
狙いとしてはいい感じで配置できました。
特にユウキソルジャーの前走の負け方はビッグウィークと似たような差負け、
条件変わって押し切る可能性はあると思います。
一方ロードアクレイムはオウケンブルースリの神戸新聞杯同様、
しっかりと伸びてきていて、坂の影響がなければもっと伸びた印象があります。
加えて「藤原厩舎」のチカラも後押ししていますからね。
ゴールドシップと並ぶ○候補のもう1頭は春のクラシック組からということで
ベールドインパクトに注目してみました。
注目したいのは調教パターンを菊花賞モードに替えてきているところ、
調教量を多くして得意の京都で変わり身を狙った印象があります。
△で拾う馬2頭のうち1頭は穴馬候補にあげたタガノビッグバン。
上がりが高速になるレースでの経験がないのと、
走り方を映像で見る限り、高速対応が疑問なタイプでもあるので
高い評価はできませんでしたが、マイネルデスポット的な感じもあるので
一応拾っておきます(騎手も同じ太宰騎手ですね)。
もう1頭はスカイディグニティ。
1000万勝利がないのですけど、前走の競馬内容は良かったと思います。
騎手はフランス人騎手に代わるので長距離に力を発揮しそうです。
穴馬候補に挙げながらピックアップしなかたビービージャパンは
調教パターンに大きな変化がなかったことと、札幌からの臨戦馬で
菊花賞好走するにはやや間隔が空き過ぎること、
しかも調教師ランク下位厩舎でもあるのことからデキに不安があると考え
見送りました。
「荒れる」と見込んで思い切って3連単24点で勝負するのも手ですが
連載2回目でもありますから、今回も3連複14点として、
2週連続的中を狙いたいと思いますが、さてはて・・・。
TEXT:明希一真