京都金杯をCHECK!

あけましておめでとうございます。
今年も様々なデータをご紹介しながら、予想のアプローチをしていきたいと思います。引き続きご愛顧いただければ幸いです。

今年最初の「CHECK!」コラムは、比較的データが嵌り易い「京都金杯」にフォーカスしてみたいと思います。


過去5年の入着馬データから今回フォーカスしたのはこの3点です。

  1. 斤量
  2. 枠順
  3. 脚質

まず斤量ですが、以前「競馬のMIKATA」でもご紹介した通り、距離が短ければ短いほど「ハンデ」が堪えます。京都金杯でみても入着レンジは「53-57.5kg」勝馬の場合は57kgまでなので、人気必死のトーセンレーヴには厳しいデータですね。

次に枠順ですが驚くほど内枠有利の傾向がでています。Aコース開催の過去4かいとも連対馬は4枠より内ですから、外枠は3着までといえますね。ここでも人気のトーセンレーヴにはつらいデータです。

最後に脚質ですが、上記コース条件もあり「逃げ・先行」馬が押し切ることが多く、差し追込馬は2,3着までという傾向が強いですね。基本は逃げ先行の馬から狙いたいと思います。

では今回の結論です。

まずは人気のトーセンレーヴは見送ります。斤量や枠順もありますが、初騎乗のビュイック騎手もまだ未知数、外国人騎手だからといって最初からは飛びつくのは危険だと思います。(心配な方はひろっておきましょう・笑)。

そして基本的なスタンスとしては5枠より外は全部消し、というスタンス。サウンドオブハートが気になるかたは止めませんが(笑)。

◎ヤマニンウイスカー
◎ダローネガ
○ダノンシャーク
○ネオヴァンドーム
△キングストリート
△シャイニーホーク

まずは逃げ馬ヤマニンウィスカーをコース傾向からも狙います。
前走OP特別逃げ切り勝ちで連勝するパターンはシルポートもそうでした。

もう1頭の◎は佐々木厩舎でもダローネガを。小倉日経OPを勝ったときのコンビで先行押切を期待します。強制ハミを使う馬ですが幸騎手は当時もうまく扱って先行から押し切りましたからね。

対抗筆頭はダノンシャーク。本来馬券の軸はこの馬だと思うのですが脚質的に不利な差し・追込傾向なのが嫌なところ。ルメール騎乗で新しい戦法をとる可能性もありますが、一応2番手評価にしておきます。マイルを勝ちきるには馬格がないのも嫌な材料ですしね。

ネオヴァンドームが面白いかなとも思っています。京都巧者で川田騎手も3回目の騎乗。もともと作りが甘く出てくる馬なのですけど、しっかり仕上げてくれば勝ちきる可能性もあるかもしれません。

差し馬の穴っぽいところでは復調傾向がうかがえるキングストリートと昇級馬シャイニーホークを拾ってみます。

キングストリートは転厩後まったく良いところがなかったですが、ようやく前走で兆しが見えた印象です。無欲の内差しを決めれば3着なら届くのではと期待します。

シャイニーホークは最近関係が出来てきた「川須×橋口」コンビで、狙った乗り替わりのようにも感じました。ダイタクリーヴァの弟になりすまら兄弟制覇もあるかもしれません(笑)。とはいえ昇級馬の1着は過去ないのでこの評価で留めておきます。

なおショウリュウムーンは1kg増える斤量を嫌って見送りました。冒頭書いた通り何気に斤量が影響する条件なので過去好走してない斤量でもあり心配の方が多く感じます。55kgは牝馬限定でも入着したことがないですからね。

馬券的にはダノンシャークを軸にすれば的中に近い印象ですが、ここは○に落としていますので、3連単の24点で攻めてみたいと思います。

新年1発目ですから景気よくいきたいですからね(苦笑)。

TEXT:明希一真