天皇賞秋をCHECK!

さて今回は古馬のG1天皇賞秋です。

連続的中のプレッシャーもありますが(笑)、
気負うことなくマイスタイルでの予想をご紹介したいと思います。


とはいえ、

実のところ今週の競馬チェック!本サイトのデータコラム「競馬のMIKATA」
ある程度の絞り込みはできてしまっていますので予想のツメは序列になります。

一応おさらいをしておきましょう。

今年の1600-2400mにおける成績IDMをランキングするとこんな感じです。

79ルーラーシップ
76トーセンジョーダン
75トゥザグローリー
74フェデラリスト
74カレンブラックヒル
73シルポート
73アーネストリー
72ダークシャドウ
71ジャスタウェイ
70ナカヤマナイト
———————–
69トランスワープ
69サダムパテック
69マイネルスターリー
69ダイワファルコン
68エイシンフラッシュ
67フェノーメノ
64ネヴァブション

古馬が入着するためのボーダーラインは「70」です。
自動的に69以下の馬たちは、3歳馬フェノーメノを除いて失格ですね。

残った10頭について、まずは前走大敗している馬を削りたいところ。
念のため「競馬チェック!新聞」の情報印などを確認して、
高値でなければ思い切ってはずしてみたいと思います。

結果、トゥザグローリー、フェデラリスト、シルポート、アーネストリー。
この4頭を失格に知るとあとはスッキリとしますよね。

残った馬を成績IDM順に並べてみましょう。

ルーラーシップ
トーセンジョーダン
カレンブラックヒル
ダークシャドウ
ジャスタウェイ
ナカヤマナイト
フェノーメノ

さて、ここからが主観です。

今年は3歳馬に注目、という視点を「競馬のMIKATA」で書きました。
と、いいつつも天皇賞秋が2000mになってからの歴史でみても
「勝利した3歳馬」はバブルガムフェローとシンボリクリスエスの2頭のみ。

両馬に共通するのは2000m以下距離でのスピードレンジの重賞勝ち馬でした。
となると「上がり勝負」に強い長距離型のフェノーメノよりは、
距離不安があるものの東京マイルでG1を獲っているカレンブラックヒル、
人気上位でもこちらを勝つ可能性がある方に選びたいところです。

一方で前走でのみ好走したジャスタウェイについてはやや軽視した方が
ベターな印象です。体型的にもカレンブラックヒル以上にマイラーの印象が
私には強いものですから・・・(大汗)。

次に古馬ですがトーセンジョーダンの連勝はきつそうかなぁというもの。
もちろん過去にはシンボリクリスエスの連勝がありますけど、
実のところのその1例のみ。去年のペルーサの例もあるので入着馬としての
マークは必要だと思いますが勝つまでは難しいでしょう。

次に昨年の2着馬ダークシャドウ。この馬の最大のカギは福永騎手でしょうね。
「SMART KEIBA」のfacebookページをご覧の方にはお馴染みですけども、
堀厩舎の強制ハミの馬に福永騎手が乗ると人気より着順を落とす傾向が
とっても多いんですよね(条件戦はまず間違いなく人気を裏切る)。

今年の安田記念馬ストロングリターンで好走例はあるものの、
やはり信用できないのが私の正直なところ。なので勝つまでの評価は控えます。
(強制ハミに興味がある方は是非「楽しくなるパドック」をご参考下さい。)

次はナカヤマナイト。気になる点はマイルや2000mといった根幹距離重賞で
好走実績のないところ、そして厩舎ランクが低すぎることですよね。
とはいえ、馬場が悪化するようならば可能性は広がるでしょうし、
何より天皇賞秋は4歳馬強いレースですから、2頭中の1頭ということもあり
きちんと拾っておく必要はあるでしょう。ただ勝つまでは微妙と判断しました。

となるとやはり成績IDM最上位のルーラーシップを強く推すことになりますね。
あまり例のない「母子制覇」、っていうのも新聞ネタとしてはいいでしょう(大笑)。

タイプ的にも本来東京向きにスケールのある体型で、
それでいながら「加速スピード」にはややもの足りない点もありますから、
ジャパンカップよりは天皇賞秋の方がいいはずです。

ということで馬券的な評価にいきましょう。

過去2週同様、私の予想は「2-4-6」作戦と称して、
1着になる馬2頭、2着になる馬2頭、3着になる馬2頭を選ぶ馬券方法です。

◎カレンブラックヒル
◎ルーラーシップ
○ナカヤマナイト
○フェノーメノ
△ダークシャドウ
△トーセンジョーダン

やや固めの結果になりましたね(大汗)。
「競馬チェック!新聞」での「波乱度」は今回「S」と荒れ模様、
となると馬券は3連単24点でなく、今週も3連複14点が賢明のようですね。

TEXT:明希一真